基本のだしの取り方と簡単活用レシピ ― 家庭で作る本格だし


基本のだしの取り方と簡単活用レシピ ― 家庭で作る本格だし

毎日の料理がぐっとおいしくなる「だし」。基本の取り方を押さえれば、味噌汁や煮物、茶碗蒸しなど和食の幅が広がります。ここでは一番だしの作り方と、すぐに使える簡単レシピ、保存と応用のコツをわかりやすく紹介します。


だしは和食の土台。旨味が料理全体を引き立て、少ない調味料でも満足感のある味に仕上がります。まずは基本の「一番だし(昆布とかつお節)」の取り方をマスターしましょう。

一番だしの材料と分量(目安)

・水 1リットル

・昆布 10g(約10cm四方1枚弱)

・かつお節 30g

基本の作り方(手順)

  1. 鍋に水と昆布を入れ、できれば30分以上浸して旨味を引き出す(時間がなければそのままでも可)。

  2. 弱火〜中火でゆっくり加熱し、沸騰直前(80〜90℃)で昆布を取り出す。昆布を煮立てるとぬめりやえぐみが出るので注意。

  3. 昆布を取り出したら火を少し強め、沸騰させたら火を止める。

  4. かつお節を全量入れ、1〜3分ほど落ち着かせてからこす(長く浸すと雑味が出るので短時間がコツ)。

  5. こしてできあがり。冷ましてから使うか、密閉容器で保存する。

時短・簡単だしの作り方

急ぐときは以下を活用してください。

  • 煮出し法:昆布を10分ほど煮てからかつお節を加え、すぐ火を止めて濾す。やや濃いめのだしが取れます。

  • 即席だし:市販のだしパックや顆粒だしを使えば、1分でだしが取れます。顆粒だしは味の調整がしやすく便利です。

だしを使った簡単レシピ例

基本の味噌汁(2人分)

だし 400ml、味噌 大さじ2(約30g)、豆腐 100g、わかめ 適量、ねぎ 適量。だしを温め、具材を入れて火を通す。火を弱めて味噌を溶き入れ、ひと煮立ちさせないように仕上げる。

簡単煮物(根菜の煮物)

だし 300ml、醤油 大さじ1、みりん 大さじ1、砂糖 小さじ1。乱切りした大根やにんじん、里芋などをだしで柔らかくなるまで煮る。調味料を加えて味を含ませる。

茶碗蒸し(2人分)

卵 2個、だし 300ml、薄口醤油 小さじ1/2、塩 少々、具(鶏肉・しいたけ・かまぼこ等)。卵をよく溶き、だしと調味料を混ぜて漉す。器に具を入れて蒸し器で中火で約12〜15分蒸す。

保存と再利用のコツ

  • 冷蔵は3日程度、冷凍なら製氷皿で小分けにして1か月程度保存可能。使いたい分だけ解凍して使うと便利です。

  • 一度使った昆布は刻んで佃煮や煮物に、かつお節は油炒めにしてふりかけにするなど再利用できます。

  • だしが薄いと感じたら煮詰めて濃縮するか、顆粒だしを少量足して調整する方法も手軽です。

まとめとワンポイント

だしは慣れるほどに味の違いがわかり、料理のレベルが上がります。まずは基本の一番だしを作ってみて、慣れたら昆布だけ、かつおだけのだしや合わせだしで風味の違いを楽しんでください。冷凍保存や即席だしも上手に使って、日々の調理を無理なくおいしくしましょう。


最終更新: 2025-11-22

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