家庭で簡単に作れる基本のだし — 取り方と活用レシピ
和食の味の決め手、だしを家庭で手軽に取る方法と保存・活用のコツをわかりやすく解説します。毎日の料理がぐっとおいしくなる基本レシピ付き。
だしは和食のベースとなる旨味の源です。材料や取り方を少し変えるだけで風味が変わり、味噌汁や煮物、麺つゆなど幅広い料理で活躍します。ここでは最も基本的な昆布と鰹節の合わせだしを中心に、簡単な作り方・保存法・応用レシピを紹介します。
基本の合わせだし(昆布+鰹節)
材料(約4人分)
- 水:1リットル
- 昆布:10cm角(約5g)
- 鰹節:15〜20g
作り方
- 鍋に水と昆布を入れ、30分〜一晩程度浸して昆布の旨味を引き出す(時間がなければ20分程度でも可)。
- 中火でゆっくり加熱し、沸騰直前(小さな泡が出てきた時点)で昆布を取り出す。昆布を長く沸かすとぬめりや渋みが出るので注意。
- 火を止めて鰹節をひとつかみ入れ、30秒〜1分ほど待つ。鰹節が沈んだら茶こしや布でこす。
- これで合わせだしの完成。必要に応じて塩や薄口醤油で軽く味を調える。
取り方のポイント
- 昆布はぬれた布で軽く拭いて表面の汚れを取り、白い粉(旨味成分)は落としすぎないこと。
- 鰹節は熱に弱い旨味成分があるため、強く煮立たせずに短時間で引くのがコツ。
- 香りやコクを重視するなら、昆布水(昆布を水に浸したまま保存)を活用すると手軽に風味をプラスできる。
だしのバリエーション
- 煮干しだし:頭と内臓を取った煮干しを水からゆっくり加熱して取る。魚の風味が強く、味噌汁や煮物に合う。
- 干し椎茸だし:干し椎茸を水で戻した戻し汁を利用。旨味が濃くベジタリアン向け。
- 昆布だしのみ:うどんつゆや鍋の下地に。すっきりした旨味が特徴。
保存と活用
- 冷蔵:清潔な容器で2〜3日。長持ちさせたい場合は冷凍がおすすめ。
- 冷凍:製氷皿で小分けにして凍らせれば、使いたい分だけ取り出せて便利(1か月程度)。
- 余った昆布や鰹節は捨てずに佃煮やふりかけに再利用できる。
だしを使った簡単レシピ例
- 基本の味噌汁:合わせだし400mlに味噌大さじ2〜3、具は豆腐とわかめでシンプルに。
- 野菜の煮物:だし400ml、薄口醤油大さじ1、みりん大さじ1、砂糖小さじ1で大根や人参を煮る。
- かけうどんのつゆ:だし500ml、醤油大さじ2、みりん大さじ1、塩少々を温めるだけ。
だしは素材の旨味を引き立て、調味料の量を減らしてもおいしく仕上げられるのが魅力です。まずは基本の合わせだしをマスターして、毎日の料理に取り入れてみてください。
最終更新: 2025-11-19
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