暑さで失うのは水だけじゃない——ナトリウムなどの電解質も。体重・活動量に合わせて「どれを、いつ、どれくらい」摂るかを、今日から使える形でまとめました。
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1. まず結論(最短1分)
- 1日の目安:体重(kg)×30–40ml+汗で失う分。猛暑・運動時は上限側。
- タイミング:のどが渇く前に、起床・出発前・外出中は30–60分毎・帰宅直後・入浴後・就寝前少量。
- 飲み物:日常は水。汗が多い時は0.1–0.2%食塩+糖(スポドリ/薄いOS液)。体調不良時は経口補水液。
- 見える化:マイボトル(500–750ml)で目標本数管理。尿色ペールイエローを目安に。
2. 必要量の目安(体重・汗量ベース)
ベース:体重からの目安
日常の基準は体重(kg)×30–40ml/日。例:60kg → 1.8〜2.4L。デスク中心なら下限、屋外作業・運動日は上限へ。
汗で増える分を足す
- 軽い運動・通勤(汗少量):+500ml〜1L/日
- 中強度運動・屋外作業:発汗量の70–80%を目安に運動中に補う(例:1時間で汗1L→40〜60分で700–800ml)
持ち運びは“本数”で管理
- 500mlボトル×3本=1.5L。朝2本+帰宅後1本など、本数で見える化すると続きやすい。
3. タイミング戦略(起床前後〜就寝)
- 起床直後:200–300ml(夜間の脱水リセット)。
- 出発30分前:200–300ml+塩少々(汗予防)。
- 外出・運動中:30–60分ごとに150–250mlを小分け。
- 入浴前後:前200ml・後200–300ml。
- 就寝前:100–150ml(夜間頻尿にならない範囲で)。
4. 何を飲む?(水/スポドリ/経口補水液)
水(常用)
日常の水分補給は基本が水。味が気になるなら浄水器や冷水で。
スポーツドリンク(発汗が多い時)
汗で失うナトリウムと糖を同時補給。濃すぎると胃に重い→1.5倍程度に薄めるのも有効。
経口補水液(体調不良・高度発汗)
塩分・糖濃度が高め。下痢・発熱・熱中症疑いなどの時に。平常時の多飲は避ける。
自作の簡易レシピ(緊急時)
水1L+食塩2g(小さじ1/3弱)+砂糖20g(大さじ2強)。よく混ぜて冷却。※長期常用は避ける。
5. 運動・屋外作業の補給プラン
運動前
- 30分前に300–500ml(発汗が多い日は塩をひとつまみ or 薄めのスポドリ)。
運動中
- 15–20分ごとに150–200ml。
- 60分超 or 炎天下は電解質入りを選択。
運動後
- 体重減少の150%を目安に補給(運動前後で-1kg→1.5L)。
6. 子ども・高齢者・デスクワークの要点
子ども
のどの乾きに気づきにくい。外遊び前後と就寝前に必ず少量ずつ。甘味過多に注意。
高齢者
口渇感が鈍い・夜間頻尿が不安→日中こまめ+就寝前は少量。味が苦手なら白湯や薄いスポドリ。
デスクワーク
空調乾燥で不感蒸泄↑。45–60分ごとに一口、午前・午後で500mlずつを目安に。
7. 脱水と“飲み過ぎ”のサイン
脱水の初期サイン
- 口が渇く・尿が濃い(こはく色〜茶)・頭痛・倦怠感・めまい。
“飲み過ぎ”(低ナトリウム血症)注意
- 水だけを大量に飲むと、吐き気・頭痛・むくみ・意識混濁のリスク。発汗時は電解質も一緒に。
尿色の目安
ペールイエロー=OK/濃い=不足/無色が続く=飲み過ぎの可能性。
8. 今日からのチェックリスト
- マイボトル500–750mlを常備、本数で目標管理
- 外出は30–60分ごとに一口のタイマー設定
- 運動日は薄めのスポドリ or 経口補水液を携帯
- 入浴前後に各200ml
- 尿色を毎日チェック(ペールイエロー目安)
9. FAQ
- Q. カフェイン飲料は脱水になりますか?
- A. 日常的な摂取量では利尿の影響は限定的。水をベースに、合間に楽しむのが◎。
- Q. アルコールの後は?
- A. 脱水を進めるため、等量以上の水をセットで。就寝前に経口補水液少量も。
- Q. 冷たすぎる飲み物はNG?
- A. 胃が弱い人は常温〜冷水で。運動直後は冷たい方が飲みやすく、体温下降にも寄与。
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