初心者でも失敗しない!基本のだしの取り方と使い方


初心者でも失敗しない!基本のだしの取り方と使い方

毎日の料理をぐっとおいしくする「だし」。昆布とかつお、合わせだしの取り方と、味噌汁や炊き込みご飯などすぐ使える活用法をわかりやすく解説します。


だしは和食の基本。良いだしを使うと少ない調味料でも深い旨味が出て、家庭料理が格段においしくなります。ここでは、手軽にできる昆布だし、かつおだし、合わせだしの取り方と保存方法、簡単レシピの使い方を紹介します。

1)昆布だし(だしの基本、やさしい旨味)

材料(2〜3人分): 水 600ml、乾燥昆布 10g(約10cm角1枚)

作り方:

  1. 昆布の表面の汚れを乾いた布で軽く拭く。水に昆布を入れ、30分以上(理想は一晩)浸けておく。
  2. 鍋を中火にかけ、昆布の表面に小さな泡が立ち始める直前で昆布を取り出す(沸騰させないのがポイント)。これで昆布だしの完成。

2)かつおだし(香りとコク)

材料(2〜3人分): 昆布だし 600ml、かつお節 20〜30g

作り方:

  1. 昆布を取り出しただしを中火で再び温め、沸騰直前で火を止める。
  2. かつお節を一気に加え、30秒〜1分ほど待ってから目の細かいザルや布で静かに濾す。濾したらすぐに使うか冷ます。

3)合わせだし(万能だし)

合わせだしは昆布のまろやかさとかつおの香りを両方楽しめます。割合は用途によって変えられますが、基本は昆布だし600mlに対してかつお節20〜30gです。

保存と再利用のコツ

だしは冷蔵庫で2〜3日、密閉容器で保存できます。冷凍する場合は製氷皿で小分けにして凍らせると使いやすい(1か月程度が目安)。かつお節を濾した後の出がらし昆布やかつお節は、佃煮にしたり刻んでふりかけにすると無駄がありません。

簡単活用レシピ:基本の味噌汁(2人分)

材料: 合わせだし 400ml、味噌 大さじ2、豆腐 半丁、わかめ 適量、ねぎ 適量

  1. だしを温め、豆腐を加えて火を通す。
  2. 火を弱めて味噌を溶き入れ、最後にわかめとねぎを加えて火を止める。味噌は沸騰させないこと。

応用例:だしを活かす料理

・炊き込みご飯:米2合に対して合わせだしを通常の水加減に合わせ、具材(鶏肉、人参、きのこなど)を加えて炊くだけで風味豊かなご飯に。
・煮物:だしをベースに砂糖、みりん、醤油で味を調えれば素材の旨味が引き立ちます。

ワンポイントアドバイス

  • 昆布は乾いた布で拭くだけ。洗いすぎると旨味が落ちる。
  • かつお節は最後に短時間で旨味が出るため、入れたら長時間煮ない。
  • だしはまず薄めに作って味を見ながら調整すると失敗が少ない。

基本のだしが取れるようになると、和食だけでなくスープや洋食の隠し味としても使えて料理の幅が広がります。まずは昆布だしとかつおだしを一度試して、自分の好みの濃さや使い方を見つけてください。


最終更新: 2025-11-15

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