失敗しない基本のだしの取り方と毎日使える活用レシピ
失敗しない基本のだしの取り方と毎日使える活用レシピ
素材の旨味を引き出す「だし」は、和食の味の土台。初心者でも簡単に作れる基本の取り方と、毎日使える活用レシピ、保存のコツまで分かりやすく解説します。
だしは和食だけでなく、スープや煮物、炒め物の旨味アップにも欠かせない基本。ここでは代表的なだし(昆布とかつお節の一番だし)と、昆布だし・煮干しだしの取り方、時短・保存のコツ、そして簡単レシピを紹介します。
一番だし(昆布とかつお節)の基本手順
材料(約4人分): 水800ml、昆布10g(約10cm角)、かつお節20g
- 1) 昆布を水に入れて30分〜1時間ほど浸しておく(時間がなければ5〜10分でも可)。
- 2) 鍋を中火にかけ、沸騰直前(80〜90℃)で昆布を取り出す。昆布を沸騰させるとぬめりや雑味が出るので注意。
- 3) 残りの水を沸かし、火を止めてからかつお節を一把(20gほど)入れる。1〜2分おいてから目の細かいザルか布で濾す。
- 4) 濾しただしが一番だし。すぐに使うか、冷まして保存する。
昆布だし(だし昆布のみ)の取り方(和食のベース・風味を穏やかに)
冷水に昆布を一晩浸ける「水だし」でも、短時間なら鍋で80℃前後に温めて10〜15分置く方法でもOK。昆布は沸騰直前に取り出すのがコツです。
煮干しだし(魚の旨味が強い)
頭と内臓を取り、弱火で7〜10分煮出すとえぐみが減ります。煮すぎると苦味が出るので時間に注意。濾して冷ます。
時短テクニック
- 急ぐときは、昆布を5〜10分浸してから弱火で温め、火を止めてかつお節を入れる簡易法でも十分おいしい。
- だしパックを使えば計量や濾す手間が省ける。無添加のものを選ぶと風味が良い。
保存と活用のコツ
- 冷蔵: 密閉容器で2〜3日。使う前に一度沸かすと香りが戻る。
- 冷凍: 製氷皿で小分けにして凍らせると必要な分だけ使えて便利(1〜2ヶ月)。
- だしガラの再利用: 昆布・かつお節のだしガラは刻んで佃煮風にしたり、刻んで混ぜご飯やふりかけに活用できる。
だしを活かした簡単レシピ3選
1) 基本の味噌汁(調理時間5〜10分): 一番だし400mlに具(豆腐・わかめ・ねぎ等)を入れて煮、火を止めてから味噌を溶く。味噌は最後に加えるのが風味を生かすコツ。
2) だしで作る簡単煮物(調理時間20〜25分): だし300ml、醤油大さじ1、みりん大さじ1、砂糖小さじ1を合わせ、切った根菜や鶏肉を煮る。落とし蓋で味が染みやすくなる。
3) だし香る和風卵とじ(調理時間5〜10分): だし200ml、醤油大さじ1、みりん小さじ2で玉ねぎや鶏肉を煮、溶き卵を回し入れて半熟で火を止める。ご飯にのせて簡単丼に。
よくある失敗と対処法
- 昆布を沸騰させてしまった: 少し雑味が出るので、濾してから風味の強い料理(鍋や煮物)で使うと目立ちにくい。
- だしが薄い: だしを煮詰めるか、使用量を増やして調整。濃いだしは冷凍で保存しておくと便利。
だし作りは回数を重ねるほど手際よく、風味の好みも分かってきます。まずは基本の一番だしをマスターして、毎日の料理に旨味を足してみてください。ちょっとした工夫で料理の味が格段にアップします。
最終更新: 2025-11-26
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