ゲーミングPCの選び方(予算別ガイド)—初心者が失敗しない構成と注意点
ゲーミングPCの選び方(予算別ガイド)—初心者が失敗しない構成と注意点
初めてゲーミングPCを買う人向けに、予算別のおすすめ構成、重要なパーツ選びのポイント、買う前に確認すべき項目をわかりやすく解説します。性能とコスパのバランスで後悔しない選択を。
ゲーミングPCを選ぶ際は、まず何を重視するか(高フレームレート、画質設定、配信・動画編集など)を決めることが大切です。ここでは「予算別の目安」「主要パーツの選び方」「購入前チェックリスト」を中心に、実用的なポイントだけをまとめます。
予算別おすすめ構成(目安)
- エントリー(8〜12万円): 1080pで中〜高設定、60〜144Hzを目安に。CPUはミドルレンジのCore i5 / Ryzen 5、GPUはロー〜ミドルクラス、メモリ16GB、SSD 500GB〜1TB。
- ミドル(13〜25万円): 1440pや高フレームレートを狙える層。Core i7 / Ryzen 7、GPUはミドル〜ハイミドル(例:RTX 40シリーズ中位やRadeon RX 7000系相当)、メモリ16〜32GB、NVMe SSD 1TB推奨。
- ハイエンド(30万円〜): 4Kや高リフレッシュレート、配信も視野に入れる場合。ハイエンドCPU、最上位GPU、大容量メモリ(32GB以上)、高速NVMe SSD + 大容量ストレージ。
主要パーツの選び方
CPU: ゲームではGPU依存が強いですが、配信や動画編集をするならコア数が多いCPU(6〜8コア以上)を選ぶと安心です。現行世代の中でコスパの良いモデルを比較しましょう。
GPU: ゲームの画質とフレームレートに直結します。画質を上げたいなら上位GPU、144Hz越えの高フレームレートを狙うならGPU性能重視。レイトレーシングやDLSS/FSRなどの機能も確認。
メモリ: 最低16GBを推奨。配信や多重作業をするなら32GBが快適です。
ストレージ: OSとゲーム用に高速NVMe SSDを優先(500GB〜1TB)。動画やライブラリ用にHDDや追加SSDを検討。
電源(PSU): 安定性と余裕が重要。ミドル構成なら650W前後、ハイエンドなら750W以上で80 PLUS認証のあるものを選びましょう。
冷却・ケース: エアフローの良いケースと十分なファン数、CPUクーラーの選定でサーマルスロットリングを防ぎます。静音性を重視するか冷却重視かで選択。
モニター・周辺機器の合わせ方
モニターはゲームジャンルと目的で選びます。FPSなら1080pで144Hz以上、没入感重視なら1440p〜4Kの高解像度を検討。キーボードやマウスはレスポンスと好みで決めてください。
BTO(受注生産)と自作の違い
BTOは保証と初期設定の手間が少ない反面、パーツの細かい選択肢が限定されることがあります。自作はコスパとカスタマイズ性が高いですが、知識と組み立て時間が必要です。初心者は信頼できるBTOメーカーを利用するのも賢い選択です。
購入前のチェックリスト
- 目的(ゲームタイトル、配信の有無)を明確にする
- 予算に対する優先度(GPU優先かCPU優先か)を決める
- 電源容量とケースのサイズがパーツに合っているか確認
- 冷却性能とエアフローをチェック
- 保証内容とサポート体制(修理・初期不良対応)を確認
- 将来のアップグレード余地(マザーボードのスロットや電源容量)を考慮
まとめ
ゲーミングPC選びで大事なのは「目的に合った性能」と「余裕のある構成」です。予算内で最も妥協すべきでないのはGPU(ゲーム性能)と電源・冷却の信頼性。まずはプレイしたいゲームや目標の解像度・フレームレートを決め、そこから最適なバランスを組み立ててください。
最終更新: 2025-11-25
