初心者向け 多肉植物の育て方 — 室内で失敗しないコツ
室内で育てやすく人気の多肉植物。基本を押さえれば初心者でも枯らせずに楽しめます。置き場所・水やり・土・増やし方のポイントを分かりやすく解説します。
多肉植物は葉や茎に水分を蓄えるため、乾燥に強く室内でも育てやすいのが魅力です。まずは育てやすい種類(エケベリア、セダム、クラッスラなど)を選ぶと失敗が少なくなります。
置き場所と光
明るい窓辺のように日光がしっかり当たる場所を好みます。直射日光が強すぎる真夏の西日には遮光が必要です。日照不足だと徒長(ひょろ長くなる)するので、室内でもできれば南〜東向きの窓辺に置きます。
土と鉢
排水性の良い用土を選びます。市販の多肉用土か、観葉植物用に軽石やパーライトを混ぜた土が向いています。鉢は底穴のあるものを使い、余分な水が抜けるようにします。
水やりの基本
多肉植物は過湿に弱いので「土が完全に乾いてからたっぷり与える」が基本です。春〜秋の生育期はやや頻度を上げ、冬は休眠して水を控えます。表面だけでなく鉢全体の乾き具合を確認しましょう。
肥料と植え替え
生育期に薄めの肥料を月1回程度与えると元気に育ちます。根詰まりや土の劣化が見られたら1〜2年に一度を目安に植え替えを行います。
増やし方(葉挿し・挿し木)
簡単に増やせるのも多肉の魅力です。健全な葉を取って乾かし、土の表面に置くだけで発根する葉挿しや、茎を切って挿す挿し木が一般的です。発根までは直射日光を避けた明るい場所で管理します。
病害虫と季節管理
過湿で根腐れしやすく、カイガラムシやハダニが付くこともあります。見つけたら周囲を清掃し、専用の薬剤や拭き取りで早めに対処します。冬は休眠期なので水やりを控え、室内の寒さ対策も行いましょう。
最初は小さな鉢で数種類を育ててみるのがおすすめです。失敗しても増やし方を覚えれば再挑戦しやすいのが多肉植物の良いところ。観察を楽しみながら、自分だけの多肉コレクションを育ててください。
最終更新: 2025-11-11
