初心者向けゲーミングPC購入ガイド:予算別おすすめパーツと選び方のコツ
初めてゲーミングPCを買うときは、予算に応じたパーツ選びが成功の鍵です。この記事ではエントリーモデルからミドル、ハイエンドまで、用途別におすすめの構成と注意点を分かりやすく解説します。
ゲーミングPCは用途や予算によって最適解が変わります。画質やフレームレート、拡張性を踏まえてCPU・GPU・メモリ・ストレージ・電源をバランス良く選びましょう。
予算別の目安とおすすめ構成
エントリー(〜10万円)
ライトなオンラインゲームやeスポーツタイトル向け。目安はCPUはIntel Core i3/AMD Ryzen 3、GPUは内蔵GPUまたはエントリー向けのNVIDIA GTX 1650レベル。メモリは16GB、NVMe SSD 256〜512GBを推奨します。
ミドル(10〜20万円)
フルHDで高フレームや中〜高設定を目指す層に最適。CPUはIntel Core i5/AMD Ryzen 5、GPUはNVIDIA RTX 3050〜3060やAMD RX 6600〜6700。メモリは16GB〜32GB、SSDは512GB以上を推奨。電源は信頼できる650W前後が安心です。
ハイエンド(20万円〜)
4Kや高リフレッシュレート、配信や編集も行うヘビーな用途向け。CPUはIntel Core i7/i9やRyzen 7/9、GPUはNVIDIA RTX 4070以上や同等のAMDカード。メモリは32GB以上、PCIe4.0対応SSDや容量の大きいストレージを検討してください。
重要なパーツごとのポイント
CPU:シングルスレッド性能が高いほどゲームで有利。ただし配信や編集も行うならコア数も重視。
GPU:ゲームの描画性能を最も左右。解像度と目標フレームレートに合わせて選ぶ。
メモリ:16GBが最低ライン。余裕があるなら32GBで将来性アップ。
ストレージ:起動やロード時間を短縮するためにNVMe SSDをメインに。容量はプレイするゲーム数に応じて選ぶ。
電源:品質の良い80 PLUS認証付きを選び、将来のアップグレードを見越して余裕を持たせる。
自作 vs BTO(メーカー製)
自作はコストパフォーマンスとカスタマイズ性が高い反面、組み立てやトラブル対応が必要です。BTOは即購入して使える手軽さと保証の安心感が魅力。初心者はBTOから始め、パーツ構成を学んでから自作に挑戦するのも良いでしょう。
購入前チェックリスト
- プレイしたいゲームの推奨スペックを確認する
- 解像度とモニターのリフレッシュレートを決める
- 冷却環境(ケースサイズ、ファン配置)を確認する
- 電源容量とケーブル互換性をチェックする
- 将来のアップグレード余地(マザーボードのスロットや電源)を考慮する
予算に合わせた優先順位を決めれば、満足度の高いゲーミング環境が作れます。まずはプレイするタイトルと目標の画質・フレームレートを明確にし、それに合ったCPUとGPUを中心に構成を組み立てましょう。
最終更新: 2025-10-29
