初心者ランナーのための8週間トレーニングプラン:速く・長く走るための実践ガイド
走り始めたばかりでも、無理なく着実に速さと持久力を伸ばせます。初心者向けの8週間プランとウォームアップ/ケア法を分かりやすく解説します。
ランニングを始めたばかりの人が最初に直面するのは「どのように練習すれば安全に速くなれるか」です。ここでは、週ごとの負荷の上げ方、ペースの目安、故障を防ぐケア、そして実践的なトレーニングメニューを紹介します。
準備と基本ルール
まず守るべき基本は「段階的な負荷」「十分な回復」「正しいフォーム」です。週ごとの走行距離は最大で前週比10%以内の増加を目安にし、痛みや違和感がある場合は休養を優先してください。
ウォームアップとクールダウン(各回)
- ウォームアップ(5〜10分): 軽いジョグ+動的ストレッチ(脚振り、股関節回し)
- クールダウン(5〜10分): ゆっくりジョグまたは歩行+静的ストレッチ(ハムストリング、ふくらはぎ、大腿四頭筋)
8週間トレーニングプラン(目安)
週4回走る想定。体力やスケジュールに合わせて週2〜5回に調整可能です。
- 1〜2週目:軽めの基礎作り
- Day1: 20〜30分ゆっくりジョグ
- Day2: 30分ウォーキング+短い坂道ラン(計20分)
- Day3: 20分テンポ走(会話がぎりぎりできる速さ)
- Day4: 休養または軽いクロストレーニング(自転車、水泳)
- 3〜4週目:距離と強度の微増
- ロングランを週1回導入(40〜50分、ゆっくりペース)
- インターバル(短め): 400m×4本(ジョグでつなぐ)
- 5〜6週目:スピードと持久力のバランス強化
- テンポ走を30〜35分に延長
- ロングランを50〜70分へ段階的に増やす
- 筋力トレ(週2回、体幹・スクワット系)
- 7〜8週目:仕上げと評価
- ペース走やレースペースでの30〜40分走を取り入れる
- 疲労が溜まっている場合はセッションを1つ減らして回復を優先
ペースの目安
・イージージョグ:会話が楽にできるスピード。
・テンポ走:会話がぎりぎりのややきついスピード。
・インターバル:短時間で高強度、完全回復はしないジョグでつなぐ。
ケガ予防とケア
- 月に1〜2回はフォームチェック(動画で自分の走りを確認)
- 足首・膝・腰に痛みが出たら2〜3日安静、痛みが引かなければ専門医へ
- 筋トレで臀部・体幹を強化してフォームを安定させる
シューズと装備
初心者はクッション性と安定性のバランスが取れたランニングシューズを専門店でフィッティングして購入することをおすすめします。ウェアは速乾性のあるもの、季節に応じたレイヤリングも重要です。
栄養と水分補給
短時間のジョグなら通常の食事で問題ありません。長時間や高強度のセッションでは運動前の軽食(バナナやエネルギージェル)を検討し、こまめな水分補給を心がけましょう。
まとめと次のステップ
この8週間プランは基礎力をつけ、故障リスクを抑えながらペース向上を目指す設計です。進捗は記録(走行距離、感覚、心拍)して週ごとに見直しましょう。無理せず継続することが最も大切です—まずは続ける習慣を作ることを最優先にしてください。
最終更新: 2025-10-27
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