鶏むね肉のやわらかジューシー焼き(忙しい日の簡単レシピ)
低コストで高タンパクな鶏むね肉を、ちょっとした下ごしらえと火加減で驚くほどしっとり仕上げる時短レシピ。調理は約20分、普段の晩ごはんやお弁当にも便利です。
鶏むね肉はパサつきやすい印象がありますが、塩や酒での下味+片栗粉やオイルでのコーティング、そして中火でのじっくり加熱を組み合わせることで柔らかくジューシーに仕上がります。ここでは手早くできて失敗しにくい基本の焼き方と、アレンジ・保存のコツを紹介します。
材料(2人分)
・鶏むね肉 1枚(約300〜350g)
・塩 小さじ1/2〜1(肉の厚さで調整)
・酒 大さじ1
・片栗粉 大さじ1(または薄力粉 大さじ1)
・サラダ油 大さじ1
・お好みで黒胡椒・レモンやポン酢
下ごしらえ(5分)
1. 鶏むね肉は厚みのある部分に包丁で浅い切り込みを入れるか、厚い部分を観音開きにして均一な厚さにします。均一にすることで火が通りやすくなりパサつきを防げます。
2. キッチンペーパーで表面の水分を軽く拭き取り、塩と酒をまんべんなく擦り込んで5分ほど置きます(簡易マリネ)。時間があれば15〜30分置くとさらに味が馴染みます。
3. 塩・酒をなじませたら、片栗粉を薄くまぶして余分な粉ははたきます。粉をまぶすことで旨味と水分を閉じ込め、表面を香ばしく仕上げます。
調理(約10〜12分)
1. フライパンにサラダ油を熱し、中火にします。油が温まったら鶏肉を皮目(または皮がなければ表面)を下にして入れます。
2. そのまま3〜4分触らずに焼き、こんがりとした焼き色がついたら弱めの中火に落とし、蓋をしてさらに4〜5分蒸し焼きにします。厚さによって時間は前後します。
3. 裏返して同様に蓋をして2〜3分火を通し、仕上げに強火で表面を1分ほどカリッとさせます。内部温度が75℃前後(目安)で火が通っています。
4. 火から下ろしたらアルミホイルやふたで3〜5分休ませて肉汁を落ち着かせます。切るときは繊維に対して直角に切ると柔らかく感じます。
味付けとアレンジ
- 塩胡椒でシンプルに:レモンやポン酢でさっぱりと。
- 照り焼き風:砂糖と醤油、みりんを煮詰めたタレを絡める。
- 塩麹マリネ:塩を塩麹に置き換えて1時間以上漬けるとさらに柔らかく。
- 香味ソース:刻みネギ+生姜+ごま油+醤油で中華風に。
保存と再加熱のコツ
冷蔵:粗熱を取ってから密閉容器で2〜3日。薄切りにしておくと食べやすい。冷凍:食べやすい大きさに切ってラップで包み、保存袋で2〜3週間。
再加熱:電子レンジで加熱する場合はラップをかけて短時間ずつ温め、乾燥しないように少量の水をかけるか、脂を少し足すとしっとりします。
ワンポイント
・均一な厚さにすること、塩+休ませること、休ませてから切ることが失敗しない3つのポイントです。
・片栗粉を使うと表面の旨味が閉じ込められ、冷めてもパサつきにくくなります。
このレシピは材料も手順もシンプルでアレンジしやすいのが魅力です。基本を押さえれば、忙しい日でも満足できる一皿に早変わりします。ぜひ試してみてください。
最終更新: 2025-10-22
