初心者向けゲーミングPCの選び方|失敗しない5つのポイント
初めてゲーミングPCを買うなら、用途と予算をはっきりさせるのが最優先。必要な性能を押さえれば、無駄な出費を避けつつ快適なゲーム体験が手に入ります。
ゲーミングPC選びはパーツの組み合わせが多く、何を基準に選べばいいか迷いやすいものです。ここでは初心者向けに、重要なポイントをわかりやすく整理しました。用途(FPSやMMO、配信など)に合わせた最小限のチェック項目を順に説明します。
1. まずは用途を決める
プレイするゲームのジャンルで必要な性能は大きく変わります。高フレームレートで動かしたいFPSならGPUと高リフレッシュレートモニターが重要。配信や動画編集も行うならCPUコア数とメモリに余裕が必要です。
2. GPU(グラフィックカード)の優先度が高い
ゲーミング性能は主にGPUで決まります。フルHDで快適に遊ぶならミドルクラス(近年のミドル帯のモデル)を、WQHDや高リフレッシュ用途、レイトレーシング重視ならハイエンドを検討してください。VRAMは最低でも6〜8GB、快適に長く使うなら8GB以上を目安に。
3. CPUは用途に合わせて選ぶ
ゲームのみであれば、最近の6〜8コア(例えばCore i5/ Ryzen 5)でも十分なことが多いです。配信や重い作業を同時に行う場合は8コア以上(Core i7/ Ryzen 7相当)を検討しましょう。クロックの高さもゲーム性能に影響します。
4. メモリとストレージは余裕を持って
メモリは最低16GBを推奨します。複数アプリやブラウザを同時に使うなら32GBを検討。ストレージはOSと主要ゲーム用にNVMe SSDを優先し、容量は最低でも512GB、余裕があれば1TB以上が安心です。
5. ディスプレイとリフレッシュレート
144Hzや240Hzなどの高リフレッシュレートモニターはFPSで有利ですが、GPU性能がそれに見合っていることが前提です。解像度はフルHD(1080p)がコスパに優れ、WQHD(1440p)は中〜上位GPU向けの選択肢です。
6. 冷却・筐体・拡張性
長時間プレイや高負荷では冷却性能が重要です。ノートPCは冷却と騒音のバランス、デスクトップはエアフローと将来のグラボ増設を考えたケース選びを。拡張スロットや電源容量も確認しましょう。
7. ノートPCとデスクトップの比較
持ち運び重視ならゲーミングノート、価格と性能比を重視するならデスクトップが有利です。ノートは省スペースで即使用可能、デスクトップは冷却やカスタマイズ性で長く使えます。
初心者向けの推奨構成チェックリスト
- 用途:カジュアルなゲーム中心(フルHD)
- GPU:ミドルクラス相当(VRAM 6〜8GB以上推奨)
- CPU:6〜8コア(Core i5 / Ryzen 5 相当)
- メモリ:16GB
- ストレージ:NVMe SSD 512GB以上(必要に応じて追加HDD)
- ディスプレイ:1080p 60〜144Hz
最後に、予算ごとの優先順位を決めてから購入検討すると失敗が少ないです。まずは用途と最低限必要な性能を確認し、ゲーミング体験で妥協したくない部分(例えば高リフレッシュや配信)に予算を振り分けてください。これで快適なゲーム環境が作れます。
最終更新: 2025-11-18
