初心者向け:室内で楽しむ多肉植物の育て方ガイド
置くだけで癒される多肉植物。初心者でも失敗しにくい基本の選び方、育て方、増やし方をわかりやすくまとめました。季節ごとの管理ポイントも紹介します。
多肉植物は肉厚の葉や茎に水分を蓄えるため、室内でも比較的育てやすいのが魅力です。まずは育てやすい品種を選び、置き場所と水やりの基本を押さえれば初心者でも長く楽しめます。
1. 初心者におすすめの品種
エケベリア、セダム、ハオルチア、クラッスラなどが育てやすく入手もしやすいです。葉が厚く形が崩れにくいものを選ぶと管理が楽になります。
2. 置き場所と光量
多肉は日光が好きです。室内では窓辺の明るい場所(南向きや東向き)が理想。直射日光で葉焼けする場合はレースのカーテン越しに光を入れるか、夏は遮光を少し行いましょう。光が不足すると徒長(ひょろ長くなる)するので、成長の様子を見て位置を調整します。
3. 土と鉢の選び方
水はけの良い専用用土(多肉・サボテン用)を使い、鉢は底に穴があるものを選びます。自作する場合は赤玉土や鹿沼土、軽石を混ぜると排水性が高まります。
4. 水やりのコツ
基本は「乾いたらたっぷり」。鉢土が完全に乾いてから底から流れ出るくらいに水やりします。梅雨や冬の低活性期は水やりを控えめに。夏は蒸れに注意し、風通しを良くしましょう。
5. 肥料と生育サイクル
春と秋の生長期に薄めの液体肥料を月1回程度与えるとよく育ちます。冬は休眠期なので肥料は控えてください。
6. 増やし方(葉挿し・挿し木)
葉を軽く引き抜いて乾かした後に土に置くだけの葉挿しや、茎を切って挿す挿し木は手軽で成功率が高い方法です。切り口は数日乾かしてから土に挿すと腐りにくくなります。
7. 病害虫とトラブル対処
アブラムシやカイガラムシがつくことがあります。見つけたら歯ブラシや綿棒で取り除き、必要に応じて園芸用殺虫剤を使います。根腐れは過湿が原因なので、水やりと排水を見直してください。
8. 寄せ植えとインテリア活用
複数の種類を組み合わせた寄せ植えは見栄えが良く、インテリアとしても人気です。成長速度や光の必要量が似ている種類を組み合わせると管理が楽になります。
まとめ
多肉植物は選ぶ品種と置き場所、適切な水やりがポイントです。最初は丈夫な品種を1〜3鉢から始め、育てながら自分の管理スタイルを見つけていきましょう。失敗しても挿し木や葉挿しで簡単に増やせるので気軽に楽しめます。
最終更新: 2025-11-18
