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「富士山、登れた!」
山頂に立った達成感と、下山したときの疲労感。
もう登山は十分……と思っていたはずなのに、数日すると、
「次はどこに登ろう?」
と考え始める人もいるのではないでしょうか。
でも富士山の次だからといって、さらに標高の高い山や難しい山へ進む必要はありません。
むしろおすすめなのは、富士登山で覚えた装備や歩き方を使いながら、違ったタイプの山を経験することです。
富士山に登れたんだから、次はもっと高い山に行けばいいの?
それより先に、違うタイプの登山を経験するのがおすすめです。
富士山は標高3,776mですが、登山の難しさは標高だけでは決まりません。
岩場がある山、森の中を長く歩く山、急な登り下りが続く山、ルート判断が必要になる山など、それぞれ特徴があります。
そのため富士山を一度登ったからといって、いきなり難易度を大きく上げる必要はありません。
1つだけ選ぶなら、どこがおすすめ?
富士山の次なら、神奈川県の大山を候補にします。
標高は1,252m。
富士山より標高は大幅に低くなりますが、しっかりとした登山道を歩くため、「次の登山」として物足りなさ過ぎないのがポイントです。
さらに大山にはケーブルカーがあります。
最初から無理をせず、ケーブルカーで阿夫利神社下社付近まで上がってから山頂を目指すこともできます。
逆に、登山に慣れてきたらケーブルカーに頼らず下から歩くなど、同じ山でも負荷を変えられます。
大山の公式案内でも、登山靴、レインウェア、ライト、気温変化に対応する上着などの携行が案内されています。
つまり、富士登山でそろえた装備をそのまま活用しやすい山です。
富士山の疲れを考えると、もう少し楽な山でもいいw
それなら高尾山で、登山そのものを楽しむ日にしてもいいです。
高尾山は「富士山を登った人には簡単すぎる」と思うかもしれません。
でも、次の登山を全部ステップアップにする必要はありません。
高尾山の1号路は、ケーブルカーやリフトを使わず歩いた場合でも、公式案内では上り約110分、下り約90分が目安です。
富士山のように「山頂に到達すること」を最優先にせず、歩くペース、靴の感覚、ザックの重量、休憩の取り方などを試す練習にもできます。
富士登山とは少し違う登山を経験したいなら、筑波山も候補になります。
筑波山には男体山と女体山があり、ケーブルカーやロープウェイを使うこともできます。
登山道では奇岩・怪岩などを巡るルートもあり、単純に長く登り続ける富士山とは違った楽しみ方ができます。
疲れたらロープウェイで帰ることもできる?
そういう選択肢を残しながら登れるのも、初心者には安心材料です。
「行きは歩く、帰りはケーブルカーやロープウェイ」という計画も考えられます。
ただし、紅葉期や連休は混雑することがあります。2026年もシルバーウイーク期間は混雑予想が公式に案内されています。
富士山が面白かったから、もっと「山!」って感じの場所にも行きたい。
それなら谷川岳を将来の目標にするのも面白いです。ただし一段階レベルが上がります。
代表的な天神尾根コースは、ロープウェイとリフトを使うと標高約1,500m地点からスタートできます。
一方で、公式案内の所要時間は約300分、体力度は★★★★★。
途中には岩場や鎖場もあります。
つまり、富士山に登れたというだけで気軽に挑戦するというより、
くらいの流れが安心です。
富士登山でレンタルした装備、次の山でも借りればいい?
登山を続けるかまだ分からないなら、もう一度レンタルでも十分です。
富士山を1回登っただけでは、まだ「自分にはどんな装備が合うのか」が分からないこともあります。
特に、
などは、実際に何回か登山してから購入しても遅くありません。
逆に、シャツやパンツ、フリースなど普段も使える物から少しずつ購入していけば、前回の記事で紹介した「レンタル+自前装備」の比率を少しずつ変えていけます。
富士山を登ったあとにありがちなのが、
「3,776mを登れたんだから、次も高い山へ」
という考え方です。
でも、登山を続けるなら大切なのは標高の数字だけではありません。
こうした経験を少しずつ増やしていくことで、次に挑戦できる山が増えていきます。
富士山
↓
大山・高尾山・筑波山
↓
谷川岳など、もう一段本格的な山へ
富士山を登ったことはゴールではなく、登山を始めるきっかけにもなります。
次は標高ではなく、「今度はどんな登山を経験したいか?」で山を選んでみてはいかがでしょうか。
まだ登山用品を全部買うか迷っているなら、次の1回もレンタルという選択肢があります。
富士登山はレンタル+ワークマン・ユニクロでどこまで安くできる?初心者の装備費を比較してみた
登山道、ケーブルカー・ロープウェイの運行、天候、積雪などの状況は変化します。特に秋以降は標高の高い山では気温低下や積雪の可能性もあるため、各施設や自治体などの公式情報を確認してから計画してください。