初心者向け|2025年版 ゲーミングPCの選び方とおすすめ構成
2025年の最新ハードウェア事情を踏まえ、予算別に押さえておくべきポイントと具体的な構成例をわかりやすく解説します。FPSや配信、クリエイティブ作業など用途別に最適なバランスを提案します。
ゲーミングPCを選ぶ際は「何をどれだけ快適にプレイしたいか」を最初に決めることが大切です。高フレームレートを重視するのか、グラフィック品質を重視するのか、あるいは配信や動画編集もしたいのかで必要なパーツ構成が変わります。ここでは主要パーツごとのポイントと、予算別のおすすめ構成を紹介します。
主要パーツのチェックポイント
・GPU(グラフィックボード):ゲーミング性能の要。1080pで高フレームを目指すなら中〜上位のGPU、1440p以上やレイトレーシング重視ならハイエンドGPUを選ぶ。NVIDIAのRTXやAMDのRXシリーズが主流。VRや重いビジュアルを求めるならVRAM容量(8GB以上推奨)も確認。
・CPU:ゲームはGPU依存が強いが、CPU性能が不足するとボトルネックになる。マルチタスク(配信や録画)を行うならコア数とスレッド数が多いモデル(6〜12コア以上)がおすすめ。IntelとAMDどちらも選択肢になるが、同価格帯で比較して用途に合うものを。
・メモリ(RAM):最低16GBを推奨。配信や複数のアプリを同時に使うなら32GBを検討。速度(DDR4/DDR5)とデュアルチャネル構成も重要。
・ストレージ:OSとゲーム用にNVMe SSD(500GB〜1TB)を推奨。ロード時間短縮と快適性向上のために、チームや大作ゲームを多く入れるなら1TB以上を検討。データ保存用にHDDを追加する選択もあり。
・ディスプレイ・リフレッシュレート:FPSなら144Hz以上、競技系なら240Hzや360Hzも視野に。映像美重視なら色域やHDR対応の高解像度モニターを選ぶ。モニターはGPU性能とバランスを取ること。
・冷却・電源・筐体:快適な長時間プレイには良好なエアフローと静音性が重要。電源ユニットは品質重視で余裕を持ったワット数を選ぶ(将来のアップグレードを考慮)。
予算別おすすめ構成(目安)
・低予算(〜12万円):1080pで中〜高設定を狙うなら、ミドルレンジGPU+4〜6コアCPU+16GB RAM+500GB NVMe。軽めのタイトルやeスポーツ系に最適。
・中価格帯(12〜25万円):1440p・高設定や配信入門を目指すなら、上位ミドル〜ハイミドルGPU+6〜8コアCPU+16〜32GB RAM+1TB NVMe。バランスの良い構成。
・ハイエンド(25万円〜):4Kやレイトレーシング、配信や動画編集を同時に行いたい場合は、ハイエンドGPU+8〜16コアCPU+32GB以上のRAM+2TB NVMe。高リフレッシュ・高解像度で快適。
購入時の実用的なアドバイス
・自作かBTOか:自作はカスタマイズ性とコストパフォーマンスに優れるが、初めてならBTOやショップ組み立ての方が安心。保証内容を確認して、主要パーツの保証期間もチェックする。
・セールを活用:年末や季節のセール、GPU/部品のモデルチェンジ時は価格が下がることがあるのでタイミングを見て購入するのが賢い。
・周辺機器も重要:キーボード、マウス、ヘッドセット、マウスパッド、モニターはプレイ感に直結するので、予算配分を考えて優先順位をつけると良い。
まとめ:まずは目指すプレイ体験(FPS重視、映像美重視、配信込みなど)を決め、GPUとCPUのバランス、メモリとストレージの容量を優先して選びましょう。予算に応じた現実的な構成であれば、数年にわたって快適に遊べます。
最終更新: 2025-10-05